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愛車の履歴書──Vol36. 溝端淳平さん(後編)

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愛車の履歴書──Vol36. 溝端淳平さん(後編)

愛車を見せてもらえば、その人の人生が見えてくる。気になる人のクルマに隠されたエピソードをたずねるシリーズ第36回。後編では、俳優の溝端淳平さんの次期愛車候補を、編集部がプレゼンした!

“ラグジュアリー・パフォーマンス・ブランド”

1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.2

4年間乗っている現在の愛車には文句がないと語る溝端淳平さんであるけれど、そろそろ次のクルマも気になっているという。愛車選びに関する彼のリクエストは3つ。

(1)ゴルフが趣味なので、ゴルフに行くためのクルマ

フェラーリの「プロサングエ」に憧れるけれど、さすがに手が届かないので、もう少し現実的で格好いいSUVがいい。

(2)40~50代になったときに似合うスポーツカー

将来的にはスポーツカーにも乗りたいと思っている。

(3)ちょっと古いクルマ

興味はあるけれど、旧車やクラシックカーに乗ったことがないので、クラシックカーの世界も覗いてみたい。

以上のリクエストをもとに、GQ JAPAN編集部が溝端さんに勧めたい3台を用意した。彼のクルマの好みでポイントとなるのは、「BMWの飾らない、ちょっと武骨なラグジュアリー感が好き」ということと、語っていること、そして「メルセデスやポルシェがいいのはわかるけれど、自分とはちょっと違うかな」という発言だ。

ここから導き出したブランドは、ずばりロータス。もともとモータースポーツで勝つためのクルマづくりをおこなってきたロータスは、機能と走りを最優先してきた。さらに近年は、“ラグジュアリー・パフォーマンス・ブランド”を標榜して、硬派であることとラグジュアリーが融合している。また、知る人ぞ知るブランドだから、モテにはつながらないかもしれないけれど、玄人からはウケる。

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「まさにオンリー・ワンの存在感ですね」という感想を口にしながら、溝端さんはエレトレに近づく。

「このクルマをゴルフ場のクラブハウスの車寄せに停めて、トランクを開けてゴルフバッグを取り出したら、大注目ですよね。あと、絶対にだれともカブらないのもいい」

運転席に座った溝端さんに、ハイパワー版のエレトレRは最高出力が918psだと伝えると、目を丸くした。

「自分で乗りこなすには少し時間がかかりそうですけれど、未来はこういうクルマが増えるわけだから、ひと足先にこっちの世界に来るのもアリかもしれないですね」

インテリアの各部をチェックした溝端さんは、続いて荷室の広さ、後席の座り心地などを確認する。

「デザインやスペックを見るとびっくりなんですが、インテリアはシンプルで使いやすそうだし、荷室も後席も広いから友だちとゴルフに行くのにもいい。充電のインフラさえなんとかなれば、思っていたより早く電気自動車に乗るようになるかもしれません」

続いて、年齢を重ねたら乗りたいというスポーツカーには、ロータスの「エミーラ」を推薦した。3.5リッターのV型6気筒エンジンをドライバーの背後にミドシップする、本格的なスポーツカーだ。ちなみに、メルセデスAMG製の2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを積む仕様もラインナップする。

「こういうのってワクワクするというか、少年の心に戻りますね」と、言いながら、溝端さんはコクピットに収まった。

「運転の楽しみに特化しているというところが美しいし、贅沢でもあります。いい仕事をたくさんして、50歳頃には2台目のクルマとしてこういうスポーツカーを持ちたいです。正直、ロータスというブランドについてはあまり知らなかったんですが、格好つけていないところが格好いいと思います」

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ロータスの創始者であり天才エンジニアのコーリン・チャップマンと、自動車デザインの巨匠、ジョルジェット・ジウジアーロの邂逅から生まれたミドシップのスポーツカーだ。1976年のデビュー以来、進化を続けながら2004年まで生産された。

空力性能を追求した特徴的なウェッジシェイプを見ながら、溝端さんは「クルマには見えないですね……」と、感嘆した。

「ずっと見ていたらようやくクルマに見えてきましたけれど、どっちが前なのかわからないぐらいすごい形です。このクルマが入って来た瞬間、撮影場所が映画のセットみたいになりましたから、すごい存在感です。若い頃って、食事に行く店は、新しくてきれいなところがいいと思うじゃないですか? でも30代半ばになって、港町の年季が入った店のよさがわかるようになりました。クルマもおなじで、この年になったから、時間の経過によって生まれる味わいを理解できるんだと思います。それにしてもこの形が路上を走るってすごいなぁ……」

というわけで、駆け足ではあるけれど、電動ハイパーSUV、本格派のスポーツカー、ちょっと古いクルマと、3台のロータスを見ていただいた。

「改めて、クルマっておもしろいし、奥が深いと思いました。快適で実用的なことも大事だけれど、それだけじゃなくて人生を彩る存在だし、興奮する対象ですよね。あと、2台持てるとクルマ趣味は広がるということもわかりました。ファミリーカー的なのがあれば、もう1台はスポーツカーでもクラシックカーでもいい。だからもっと仕事を頑張ろう、というのが今日の結論です(笑)」

ロータス・エスプリを撮影場所に乗ってきたオーナーは、たまたま、溝端さんと同年代だった。維持費やメインテナンスについて、溝端さんがオーナーの方を質問攻めにして、会話が盛り上がっている。クルマは生きがいにもなるし、頑張って働く目的にもなるし、コミュニケーションのツールにもなるのだ。

溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)1989年6月14日生まれ、和歌山県出身。「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で歴代受賞者の中で最多となる40社の芸能事務所からスカウトを受け話題に。デビュー後はドラマ・映画・舞台と多くの作品に出演している。近年では、NHK大河ドラマ『どうする家康』(2023年)、テレビ朝日系『何曜日に生まれたの』(2023年)、『恋する警護24時』(2024年)に出演。現在公演中の舞台シスカンパニー公演『カラカラ天気と五人の紳士』に出演中。

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文・サトータケシ 写真・安井宏充(Weekend.) ヘア&メイク・Ryo スタイリング・黒田領 編集・稲垣邦康(GQ)

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